STEEL ARCH INSULATION スチールアーチの断熱
スチールアーチの標準仕様には断熱が含まれておりません。ただし、利用用途や地域に応じて断熱仕様を選択することが可能です。
外断熱には「インシュレーション工法(2重工法)」、内断熱には「吹付断熱」または「内張断熱」を施工することができます。
外断熱 インシュレーション工法
(2重工法)






外断熱「インシュレーション工法(2重工法)」とは、標準仕様スチールアーチの外側に断熱材を取り付け、その上からスチールアーチで覆う工法です。
外側に断熱材を設置することでスチールアーチ全体を包み込み、断熱性能を向上させます。この工法は、内部空間を圧迫せず、熱橋(熱の逃げ道)を防ぐ効果が高いのが特徴です。
さらに、気密性が高まり、冷暖房効率が向上することで、省エネと快適な室内環境を実現します。また、スチールアーチの強度も向上し、「垂直積雪量1.8mまで対応可能」「基準風速46m/sまで対応可能」となります。
外断熱 インシュレーション工法(2重工法)のメリット
- スチールアーチ全体を包み込み断熱性能を向上
- スチールアーチ内部空間を圧迫しない
- 垂直積雪量1.8mまで対応可能
- 基準風速46m/sまで対応可能
- 吸音防音効果
吸音防音効果 検証
内断熱 吹付断熱|内張断熱
内断熱 吹付断熱|内張断熱とは、建物の内側に断熱材を設置する工法です。
スチールアーチ内部に断熱材を充填することで、室内の熱を逃がしにくくします。内断熱は施工が簡単で、工期やコストを抑えやすいのが特徴です。冷暖房効率の向上や結露防止に効果的ですが、外断熱に比べて断熱性能がやや劣る場合があります。
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内断熱 内張断熱
内張断熱とは、スチールアーチ内側に断熱材を取り付ける工法です。断熱材をスチールアーチの内側に貼り付け、その上に仕上げ材を設置するため、施工が比較的簡単でコストを抑えやすいのが特徴です。
ただし、断熱材を内側に設置するため、室内の使用可能面積が若干減少する点や、熱橋(熱の逃げ道)を完全に防ぎにくい点があります。 -
内断熱 吹付断熱
吹付断熱とは、スチールアーチ内側に直接断熱材を吹き付けて施工する断熱工法です。
主にウレタンフォームなどの断熱材を専用機械で噴射し、隙間なく密着させることで高い断熱性能と気密性を実現します。
隙間からの熱や空気の漏れを最小限に抑えられるのが特徴です。